「ああっ女神さまっ」
子供扱いしないでよ

久川 綾

空が雨を捨てる午後のステーション
はしゃぐような白い傘が
あなた待ちわびる

一昨日の電話で告白したから
雨の中のふたりきりは
夢が膨らむの

こぼれる笑みを隠す小っちゃな白い傘と
色を揃えたゆったりのコート
気付いて目印なら足もと赤いブーツ
恋のステップを踏むわ

現れたあなたは花柄の傘で
差しかけてる綺麗な女
肩を寄せていた

紹介するよボクの小っちゃな恋人さって
子供扱いしないでよなにさっ
投げ出す白い傘と駆け出す赤いブーツ
恋を振り切って逃げた

やさしくしなくていいの夢中でなくていいの
子供扱いしないでよなにさっ
悲しい場面だから空も泣き続けてね
頬の雨つぶが落ちた